めざせ☆ 世界遺産
2012.9.19 - [未分類]
みなさん相変わらず残暑厳しい日が続きますね。昨日はついに青森市観測史上最高の9月で36.1度に達しました。『青森ってこんなに暑いの・・・』という観光客の声も少なくありません。はやく涼しくなってほしいものです。
さて、先日青森市内の名所旧跡の一つに明るい話題がありました。
数年前から、青森市にある三内丸山(さんないまるやま)遺跡を含めた15の遺跡が「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」として世界遺産登録(文化遺産)を目指しており、青森県など4道県の推進本部と文化庁が17日、札幌市で国際シンポジウムを開き、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)の専門家が「豊かで文化的な遺産だ」と高く評価したそうです。
関係者の方々は「2015年度の登録に向けて弾みが付く」と手応えを得ていたと新聞報道がありました。
特に、わが青森市にある特別史跡三内丸山(さんないまるやま)遺跡は日本最大級の縄文集落跡です。今から約5500年前~4000年前の縄文時代の集落跡で、長期間にわたって定住生活が営まれていましたようです。現在も発掘調査によって当時の自然環境や生活、ムラの様子などの解明が進められています。遺跡は通年で公開され、自由に見学することができます。すでに江戸時代から知られていた遺跡のようで、平成に入り県営球場建設に伴う発掘調査で前例のない巨大集落と出土品の数々が発覚し即時建設を中止し遺跡保存となりました。現在では特別史跡となっています。

たくさんの観光客の方がみえられています。ガイドさんよる解説も素晴らしいです。
他、「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」構成資産は下記のとおりです。
■ 北黄金貝塚 北海道伊達市
■ 入江・高砂貝塚 北海道洞爺湖町
■ 鷲ノ木遺跡 北海道森町
■ 大船遺跡 北海道函館市
■ 三内丸山遺跡 青森県青森市
■ 小牧野遺跡 青森県青森市
■ 是川石器時代遺跡 青森県八戸市
■ 長七谷地遺跡 青森県八戸市
■ 亀ヶ岡石器時代遺跡 青森県つがる市
■ 田小屋野貝塚 青森県つがる市
■ 二ツ森貝塚 青森県七戸町
■ 大平山元Ⅰ遺跡 青森県外ヶ浜町
■ 御所野遺跡 岩手県一戸町
■ 大湯環状列石 秋田県鹿角市
■ 伊勢堂岱遺跡 秋田県北秋田市
15件中、8箇所が青森県内で青森市内には2箇所あります。いずれも素晴らしい遺跡です。
青森は縄文時代、日本の中心だったのかもしれないとつい思ってしまいます。
宿泊課 久保慎太郎
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