棟方志功記念館・「神仏の世界」
2014.5.18 - [未分類]
みなさんこんにちは(^.^)
今回は棟方志功記念館で開催されている「神仏の世界―華やかに、厳かに」をご紹介します。
棟方志功は、神仏をテーマに多くの作品を制作しています。
なかでも初めて仏教を題材に制作したのが板画『華厳譜』でした。
昭和11年、柳宗悦ら民芸運動の指導者たちの知遇を得て、棟方は京都の陶芸家・河井寛次郎のもとに滞在し、禅や仏教について学ぶ機会を得ました。
棟方は、板画の制作についてこのように語っています。
「板画というものは、わたくしは、素直なものから生まれてゆくところに、その生命があると思っています。自分の力というものから出来るということではなく、他力的なものから出来上がるのが本当ではないかと思うのです。」
また、自分の仕事に自分で責任をもたない、とも語っています。
ちっぽけな自分が、自分で仕事をしていると思っている仕事などたかが知れている、もっと大きな、自分の力の及ばない他力(神や仏)、際限のないものの力によって湧き溢れてくるような様が理想である、と棟方は考えていました。
神仏を描く時、いっそうこの思いを強くしたことでしょう。
華やかに、厳かに描かれた棟方の神仏の世界を是非ご覧ください。
場所:棟方志功記念館
期間:2014年3月18日~6月15日
時間:9;30~17:00(最終入場16:30)
休館日:月曜日
料金:一般500円
お問合せ先:017-777-4567
宿泊課 加藤 紗也佳